息子の離婚

息子が離婚しました。

息子の離婚20

元嫁は友達が多い。

私も息子も年を重ねればたくさんの友人は必要ないな、と思っているので、

何も連絡しなくても時々思い出してくれる人が数人いればいい。

たくさん友人がいれば離婚するまでの話も、してからも、たくさんしなければならないだろう。

離婚を言い出した頃、夜出掛けては、あるときは泣きながら、または攻めるように、

誰だれはこう言った、おかしいといわれた、大丈夫なのか、といわれた、と息子の後を追いかけるように言い続け、

洗脳されているかのようだった、と息子が言っていた。

自分に都合の悪いことは省いて、いかに自分が辛い思いをしたか、話し始めたら蟻地獄のようにはまっていってしまったのか、私たちも義母もカウンセリングを勧めて、

2回通ったけど、変わらなかった。

たくさんの人に話してしまえば、たとえ自分が後戻りしたくなっても、できなくなる。

だから私は事がすべて済むまで誰にも相談などしない、決めるのは自分なのだから、

相談しても無意味だし、されるほうも負担だと思うのだ。

今頃友人たちは、離婚できてよかったね、などと言っているのか、この先の彼女の人生に責任など持てないくせに、どんな説得をしたのか、

実際、引越しの手伝いなど誰もしてくれてはなかったではないか、

彼女の友達至上主義はどこまで確かなものなのか、息子はそこを疑って彼女を怒らせたらしいが、乳のみ子がいる母である彼女を夜中に誘う友人たちの神経を私も疑う、

たとえ、一度は誘ったとしても、良い返事が無かったら、誘わないのが友人ではないか、誘い続ければ悲しい思いをするのは、彼女だと思わないのか、

そんな友人たちに息子がどんな人間にされているのか、せまいこの街で、会ったこともある人に、どんなふうに言われているのか、

自分には他人でも子供達の父親である息子をそんな存在にしてしまったのはあまりにも考えが無さ過ぎる。