息子の離婚55
「桜舞う季節」ですね、
去年の今頃、息子は家をでました。
去年も悲しくて桜を見ることができず、今年も変わりません。
苦しいです。
きっと元嫁さんも、本当に少しは、迷っていたのでしょう。
でも息子が元彼女と逢っていたのを知って、息子のせいにすることで、ふんぎりをつけたのでしょう。
彼氏の存在は前から知っていたのに、
急にインスタのプロフィールに彼氏の誕生日を使ったり、
一緒にいることをアピールしたり、公開しているのは私たちに見せたいのでしょうね。
「いまは料理が楽しい」とか「これからは笑って暮らしたい」とか、私たちといたときがそんなに嫌だったの?と見ていて辛いです。
見なければいいんです、でも、ときどき映る子供たちを見たい、それだけで。
「戻ったほうがいいのかと悩んだ」と言われました。
正直、元嫁さん自身も変わらなければ無理だと思っていたし、第一、彼氏がいるのにそう考える気持ちがわからなかった。
傷ついているのは自分だけだと思っている。
私たちは離婚を決めたときも、
逢えなくなったときも、
保育園の運動会に彼氏がいたときも、
そして今も、本当に悲しくて、辛い。
わからないのでしょうね、
あなたも私に言いましたね、息子を非難するとき、
「人は結局自分がかわいいのですね。」
「私は子供のために言っている」と。
子供のためでしょうか、あなたも自分のためですよね。
子供たちが本当に必要なら、いつか自分たちで息子に言うでしょう。
私にも覚悟ができていませんでした。
離婚しても変わらず関わっていけると思っていました。
再婚してしまえば、むこうがそう望むなら、本当に他人になってしまうのでしょう。
わたしにはもう、想うこと、しか許されません。
大切な人を失くして生きている方を思えば、元気でいるだけで贅沢なのでしょう。
同じ境遇の方がいたら聞きたい、
どうやって乗り越えましたか、
悲しさや罪悪感と一緒に生きていますか。