息子の離婚

息子が離婚しました。

息子の離婚48

上の子の4歳の誕生日だった。

少しは進展を期待していたけど何も起きなかった。

プレゼントにと買ってあった自転車を息子が持っていった。

家にあれば「いつか来て乗るかな」と思ったりもしてたけど、本人に渡るのが一番いい。玄関先に置いてくると行ったけど、とりあえず連絡はとった、というだけでもまあいいか、と思える。

娘に誘われて、歩いて銭湯に行った。 熱くて疲れてしまって、早々に帰ってきたら、ものすごく眠くて眠くて、「鉄腕ダッシュ」もほとんど見ていなく、もう「イッテQ」など無理となり、とりあえず布団に入ったら、5時半まで眠っていた。仕事でなかったらもっと眠っていた。

休みの日でも「好きなだけ」眠れない、「娘が気にするから」「ゴミ出さなくちゃ」「雨戸が開いてないと恥ずかしい」など理由をつけて起きなくてはならない、と思う。

思えば、子供を産んでからずっとそうだ。

お母さんは一緒に起きてあげなくちゃ、洗濯は早く干さなくちゃ、午前中に公園に行かなくちゃ。

そんな私を見てきた子供たちがそれを当然と思って育ってしまった。

お母さんは抜けてて、ちょっとだめなくらいがいい、と言われた。

でもあの頃に戻ってもきっと私は同じ事をする、だって、「そうしたかったから」

嫌ではなかった、私はそうしたかった。のに、

うまくいかないとき、私は頑張っているのにと怒った。

いい迷惑だっただろう、誰も望んではいないのに。 

 

いつも○○を言っている夫婦は、6年以内に離婚する (2/2) 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

何か言われた事への元嫁さんの反論がいつも何か気持ちの悪い感じがしてた。この記事の中の、この部分が腑に落ちた。

 

 *責められるとパートナーの不満を受け止めずに即座に自己弁護をする(「あなた   だって完璧な人間じゃないでしょ」)

  

 夜出掛けたい→今は無理でしょう→この前キャバクラ行ったくせに!

 

息子もだめなところだらけの人間だ、すぐに怒る。

相手に大事に扱われたい、甘えたい、そんな欲求が叶えられないとき、怒りとなって悲しみがでるらしい。(心理学の本によると)

女性はそれを泣くことで出すことができる、らしい。

奥さんを怒る、子供を怒る。

自分が我慢してきたことをしている人、我慢してきたことを認めてくれない人、それをしたいという人が許せない。

自分は自分が認めてあげればいい、そうしたかったからしていたと思えばいい。

自分がいかに毒親であったか、息子に謝った。 彼の中で何かが少しずつ変わっていくことを願う。

土曜日、行きたかった方のカウンセリングに行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息子の離婚47

元嫁さんのメールを思い出すと動悸が激しくなるようになった、そして眠れない。

離婚は自分が決めたことで、「考え方が違うから、自分は愛されている実感がないから。」と言っていたのに、

「子供たちに謝れば私がされたことはチャラになると思っているのか」

と言うセリフには元嫁さんの恨みが詰まっていて苦しくなる。

被害者意識をいつまでも持っていいるから、加害者と思う人物が何を言っても反発する。恨みつらみを吐き出して楽になるならいつでも聞いてあげるけど。

「そんな人を相手にするのは辞めなさい。」

「忘れて自分の人生を生きなさい。」

みんなそう言ってくれる。

でも私はきっとしたくて、している。ごめんなさい。

ずっと関わって生きてきたから他の生き方がわからない。

孫たちとの関わりを絶ちたくないから元嫁さんのことをいつまでもひきずっている。

私が普通に生きることは孫たちを忘れることのようで、それをしたくないだけだ。

私はなるようにして、今の状態になった、だから、元気な自分になれる方法を知っている、わかっている。

 

色々な本を読んで、自分がいかに毒親であったかを理解した。

私は怒りに任せて子供達に感情をぶつけていた。そんな私のまねを息子はしていたのだろう。いまさらだけど、息子に謝った。

どうか私にされたこと、嫌だったことは私に返してほしい、私のような親にならないでほしい、こんな考えも毒親なのか、ずっとしてきた考え方は正解がわからない。

自分が無意識でしていることが何かの目的があるというその心理はカウンセリングにでも通わないと理解できないのかもしれない、息子にも、元嫁さんにも通ってもらいたかった。

健康保険が使えればいいのに!

 

 

 

 

息子の離婚 番外

今週のお題「リラックス」

ネガティブなことばかり言っていて疲れたので他の方の記事を読んでいたら今週のお題に行き着いた。

この間、愚痴る私に友人の子供が何を思ったか貸してくれた、サウナ漫画を読んだ。

銭湯は好きだけど、サウナは苦手で具合が悪くなったりした事もあって、良さがわからないでいた。

読んで驚いたのは、サウナというのは、水風呂が大事だというではないか。

水風呂に入らないなんて論外で、その温度や時間もサウナのうちと。

サウナに入る→水風呂→休憩する。がワンセット。

水風呂なんて入ったことがなかった、だって温まったのに冷やすなんて。

完全に間違えていた、知らないで敬遠してたこと、きっとまだあるね。

皮肉なことに時間はたっぷりある、なにも考えないで入ってこよう。

 

息子の離婚46

https://ameblo.jp/kokoro-ya/entry-12416594176.html

私はきっと、顔を見たくないほど彼女を嫌いではないのだろう、

役に立ちたかった、

私はきっと誰よりも、あの子達を一人で育てる大変さを知っている。 

頑張っています、と言われてショックだったのは、そんなわかっていることを、あえて言われたからだ。

日々の暮らしの中で数々の小さな出来事、仕事をして、お迎えに行って、学校に行くようになると、きっともっといろんなことあるだろう。

仕事帰りに自転車をこぎながら、どれだけ泣いたことか。

どうにも、本当にどうにもならなかったときは手助けできれば、と思っていた。

打算的に考えても、私と付き合っていくほうが得なのにと。

わかっていたはずだった、すべて終わって家を出たときから、もう私と直接関わるつもりが無いことに。

それでも、息子を通して、役に立っていると思っていた。

私が最後に彼女にぶちまけてしまったことは、文句を言われたとしか受け止めてもらえてないだろうけど、本当に3人を助けていきたかったのだ、と、わかってもらえる日は来ないのだろうけど。

 

 

息子の離婚45

先日、友人の旦那さんが亡くなった。私と同じ年で、すい臓がんだった。3ヶ月で逝ってしまった。

残された家族に比べたら私なんて。と言ったら、会えるのに会えないほうが辛いでしょう、と言われて、泣いてしまった。

家にある買ったばかりでまだ袖を通していない服たちや、おもちゃ、写真はどうしたら良いのだろう、見るのは辛いけど、片付けることはできない。

時々、誰もいないとき、大声を出して泣く、苦しくて、誰かに聞いて欲しいけど、息子には言えない。

恨めば楽になるのだろうか、わかっているのに我慢できなかった息子を、元妻を。

朝早く思い出して目が覚める。

体の力が抜けていく。

わけもなく涙が出る。

家族連れが見られない。

暗い穴に入り込んでしまった。

雨が降るといつも思う、上手に傘をさして歩けているかな、

私の傘をさして「じょうず?こう持つんでしょう?」と言っていた顔が忘れられない。

 

 

息子の離婚44

まだ子供たちに会えていた頃、上の子の誕生日にカードが届くように頼んであった。

ちょっと悩んだけど、その日に着いたらいいなと思って、今の家へ郵送で、でも私からではなくて「プリキュア」から。

その話を息子にしたら、おかしい、と言われた。

郵送すれば受け取るのは彼女だから、気持ちが悪いだろうと。

私はいまだに意味が解らない、我が家に泊まっていたのは知っていたはずだし、色々持って帰ってもいる、なのに、つまり、私から直接的に何かされるのは気持ちが悪い、ということか。

本人がそう言っているのかは知らない、聞いた所でそうだとも言わないだろう。

私は離婚して元旦那の両親から、嫌な事を言われたこともあったけど、息子達にお祝いとか贈ってきてくれて嬉しかった、無かったら恨んでいたと思う。私がいなくなったとして、この先、叔父やいとこと付き合っていくかは、もう、本人たちに任せる、私の手で断ち切らなくて良かったと思っている。

同じ事をしたかっただけだ、会えなくても。

見捨てられた、と思ってほしくなかった。

わたしの自己満足?

受け取ったほうも辛い?

正解はわからない。

ただ、息子に言われて気づいたのは、私達も解りあえないのだということ。

子供たちを想うなら、我慢すればよかったのだ、小さいことをいまさら言わなければよかったのだ、それができなかった息子。

同じように、それができなかった彼女。

もう、二人をどうにかしようなんて思わないし、私はわたしを生きよう。

孫たちがかわいそうだ、なんて、私の勝手な思い入れだった。

息子が結婚して4年、共依存状態だった。

もうやめよう、

思い出すのを止めた、

考えるのを止めた、

息子の離婚は、私と息子の、仕切りなおしでもあった。

 

 

 

 

 

 

 

息子の離婚43

子供たちに会えなくなった。

と友人に伝えると、もう十分やってきたからこれからは自分のために生きろということだよ、と言われる。

きっとそうなのだろう、

我が家に来ない週末は、これから着る服やおもちゃを用意して、食べたいものを仕込んで冷凍して、どこに遊びに連れて行こうか、と調べて。

一人で頑張ってきた、と言う彼女に腹も立つけど、頼まれたわけじゃなく、好きで、したくてやっていたんだから、そんな日々に感謝しよう。

楽しかった、

さすがにプールに行った夏はしんどかったけど、いい思いさせてもらった。

子供たちがかわいそうだ、なんて思うのは止めよう、私たちに会えば良い、なんてこちらのエゴだ。

会えないけど、いつも待っているよ、想っているよ、大好きだよ。